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矢印通関士試験:出題問題の難易度

矢印通関士試験:やってはいけない勉強法
2006年、通関士試験の出題形式が大幅に変わり、合格率も大きくダウンしました。

通関士試験は、仕事に直結した実務重視の問題が多数出題されるため、実務経験のない学生や畑違いの社会人にとっては、見慣れない法律用語や専門知識に戸惑い、なかなか思うように勉強が進まない受験者も少なくありません。

そこで、通関士試験の難易度や試験対策に欠かせない勉強法についてまとめておきます。

通関士試験:出題問題の難易度

通関士試験は、輸出入申告書の作成をはじめ、どの試験科目も実務に直結した専門性の高い知識・理解力が試されるため、実務経験のない受験者にとっては難易度が高く感じられてしまうようです。

さらに、本試験の出題形式が大幅に変更した2006年(平成18年)度以降、通関士試験の合格率が大きくダウンし、一度は上昇したものの、試験始まって以来の1ケタ台に突入することも珍しくはなくなりました。
通関士試験:合格率の推移グラフ
そのため、問題自体のレベルが上がったのでは・・・!?

と疑いたくもなりますが、過去問題を振り返ってみると、どうやら問題自体の難易度が上がったために難しくなったと言うわけでもなさそうです。

では、いったなぜ合格率が低下しているのかということになりますが、その主な理由としては、次のような要因が考えられます。
合格率がダウンしたと思われる主な原因
設問スタイル
の変更
正しいものを1つ選び、その番号をマークしなさい。
正しいものを全て選び、その番号をマークしなさい。
結果
正解数が不明確になったことにより、正確な知識を身につけていない受験者は迷ってしまう。また、解答するまでに時間が掛かる。
問題数の増加
結果
より早く問題の主旨を理解し、迅速に回答しなければならなくなった。
したがって、そういう意味(問題自体のレベルは同水準にあるが、受験者を迷わせる出題スタイルになっていること)では、試験の難易度が徐々に上がりつつあると言えなくもありませんが、超難関というわけでもないので、しっかりと試験対策を行えば、十分に合格の狙える国家試験と言えそうです。
通関士試験
試験科目 試験時間 選択式 択一式 計算式 選択式・計算式
Ⅰ 通関業法 9:30~10:20 30点(10問) 10点(10問) ----- -----
Ⅱ 関税法関連 11:00~12:40 35点(15問) 15点(15問)
Ⅲ 通関実務 通関書類作成要領 13:50~15:20 ----- 15点(2問)
その他 通関実務 5点(5問) 5点(5問) 5点(5問) -----



通関士試験:やってはいけない勉強法

通関士試験の学習スタイルとしては、下記に示すようなタイプに分けることができますが、この手の専門色の強い実務直結型試験は、よほどのことがない限り、資格スクールを上手く利用すべきだと考えます。
学習スタイルチャート図
特に実務経験のない受験者は難易度が高く感じられるので、専門講座の利用を検討してみましょう。

※ 通関業務や実務従事者は、仕事上の経験を活かし、独学で試験に臨んでみるのも良いでしょう。また、通関業者や税関職員で、かつ、一定年数以上の経験者は、試験科目の一部免除制度をうまく利用して下さい。

というのも、業界内では必須資格とはいえ、一般的に通関士は馴染みの薄い資格なだけに、市販テキストや問題集が思いのほか少ないこと、さらに、実務経験者は除きますが、申告書作成のイメージがしづらいため、独学では勉強しにくいといった問題点が挙げられるためです。

また、本試験の出題形式の変更によって、これまで以上に正確な知識と受験テクニックが求められる制度へ変わったことも見逃せません。

通関士講座を開講している代表的なスクールといえば「LECリーガルマインド」や「日本マンパワー」「TAC」「ユーキャン」などが有名ですが、試験のレベルを考慮すると、定評のある大手スクールの教材やカリキュラムであれば、それほど差はないと思われます。

しかし、自分の学習スタイルに合った講座を利用するためにも、まずは複数社から案内資料を取り寄せるなどして、各コースの教材やカリキュラム、サポート体制等をチェックしてみてください。

ちなみに、講座を選ぶ際の比較検討事項としては、主に次に示すような事項が特に重要です。
チェック 受講料は?
チェック 体験入学の有無は?
チェック 講師陣は?
チェック 受講生の合格率は?
チェック アフターフォロー(サポート体制)は?
チェック 自分に無理のない学習スタイル(選択コース)は用意されているか?
チェック カリキュラムや教材の内容は?
チェック 途中解約の有無(解約後の受講料は戻ってくるか?)
なお、資格関連の書籍やサイトに表示されていることも多いようですが、個人的には通関士試験の標準学習期間[6ヶ月程度]という試験対策期間では不十分な気がします。

先にも説明したとおり、総合的(問題自体の難易度ではない)に試験の難易度が上がりつつある昨今、少なくとも1年程度の学習期間は必要であると理解し、余裕を持って本試験に臨む覚悟が必要なのではないでしょうか。
通関士講座の特徴
初学者を意識したユーキャンらしいオリジナル教材は一見の価値があり、本試験で狙われやすい知識や重要ポイントが効率よく学べるような工夫が随所に見られるため、ビギナー受験者でもスムーズに試験勉強に取り組むことができる点は評価したい。

また、講座費用も他の大手予備校などに比べると安価で、教育訓練給付制度(該当者であれば受講料が安く済む)対象講座である点もありがたい。

問題は、TACなどの大手スクールのように習熟度に応じたコース選択ができないため、案内資料等で教材やカリキュラムを入念にチェックした上で受講の有無をじっくりと検討してほしい。
国家試験などの難関資格試験対策には定評のある大手資格予備校。

どちらかというと、TACは簿記・会計系資格に強いスクールであるが、これまで培ってきた大手ならではのノウハウという強みがあるため、通関士講座も合格に必要な実力が、効率よく身に付くようなカリキュラムやオリジナル教材が用意されている。

また、初学者から受検経験者まで、スムーズに取り組める複数のコースが用意されている点も◎!

TAC関連の市販書籍『通関士 スピードテキスト』なども受験者には愛用者が多いので、専門講座の利用を考えている者は、同講座を検討してみる価値はありそうだ。