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コレだけは押さえる!ペン字検定試験の基礎知識

ペン字検定とは、一般財団法人・日本書写技能検定協会が実施している検定試験【正式名:文部省認定硬筆書写技能審査】のことですが、平成2年4月1日より《ペン字検定》から《硬筆書写検定》へと名称が変更されています。

※ ちなみに、同年同月日より〝書道検定〟も〝毛筆書写検定〟へと名称が変更しています。
ペン字検定の試験内容
ボールペンや万年筆、あるいはサインペンなどを駆使して、どれだけ早く美しく書く能力が身についているかを客観的に認定するための検定試験がペン字検定(現在は硬筆書写検定)ですが、ペン字検定は、単純に文字や文章を書く技術(実技)だけが問われる試験ではなく、実技能力以外にも、漢字の筆順や誤字訂正、あるいは書道史などの理論的知識について出題されることも多く、なかなか侮れないものがあります。

そのため、ペン字検定の階級を上げれば上げるほど、書写技術はもとより理論試験対策も講じなければならないということを忘れてはなりません。
試験日 年3回(1月 / 6月 / 11月)
受験資格 特に制限なし
受験料 1級:5,500円 / 準1級:4,500円 / 2級:3,100円 / 3級:2,100円 / 4級:1,400円 / 5級:1,100円
試験会場 全国各地
主催団体 一般財団法人 日本書写技能検定協会
〒170-0005 東京都豊島区南大塚3-41-3 TEL:03-3988-3581
6階級の試験制度
ペン字検定は知識や技能レベルに応じて階級(1級・準1~5級)が分かれており、受検者は自らの能力(知識も含む)に応じた階級からチャレンジすることが出来ます。

※ 平成18年(2006年)4月1日より、準1級・5級が新設されています。

硬筆書写の基本的な技術や知識が問われる3級以下は、一般的な中学生なども受験対象としているので、日本書写技能検定協会発行の『硬筆書写検定の手びきと問題集』を参考にしたり、市販の問題集や練習帳を利用しながらの独習スタイルで、十分、合格は狙えるはずです。

ところが、ペン字検定1級ともなると非常にハイレベルな専門知識(書道史など)や技能が要求されるため、独自の練習スタイルよりも硬筆書写検定に対応した独自テキストや問題集を使用教材としている通信制の専門講座を活用しながら腕を磨いた方が効率的だともいわれています。
検定試験の内容【級別】
程度〈レベル〉 問題 合格点
実技 理論 実技 理論
1級 〈大学生・一般社会人程度〉
硬筆書写の高度な専門技術及び知識をもって書くことができる。
6問
(600点満点)
4問
(400点満点)
535点 315点
準1級 〈高校生・大学生・一般社会人程度〉
硬筆書写のより専門的な技術及び知識をもって書くことができる。
6問
(600点満点)
4問
(400点満点)
515点 305点
2級 〈高校生・大学生・一般社会人程度〉
硬筆書写の専門的技術及び知識をもって書くことができる。
6問
(600点満点)
4問
(400点満点)
475点 295点
3級 〈中学生・高校生程度〉
硬筆書写一般の基礎的技術及び知識をもって書くことができる。
6問
(600点満点)
4問
(400点満点)
415点 275点
4級 〈中学生・高校生程度〉
硬筆書写の基本的技術及び知識をもって書くことができる。
5問
(500点満点)
2問
(200点満点)
460点
5級 〈小学校3年生以上程度〉
硬筆書写の初歩的な技術及び知識をもって書くことができる。
4問
(400点満点)
1問
(100点満点)
300点




ペン字検定試験対策の勉強法とは…

先にも説明したとおり、硬筆書写の基本的な技術や知識が問われる下位級(3~5級)ならば、一般的な中学生をも受検対象としているので、日本書写技能検定協会発行の『硬筆書写検定の手びきと問題集』や、市販の問題集や練習帳を使いながらの独学でも、十分、合格は狙えるはずです。

しかし、下記に一覧表として示した級別出題内容をみても分かるとおり、ペン字検定2級以上ともなると楷書や行書のほか、旧字体や書道史など幅広い高度な知識が要求されてくるので独学ではなかなか厳しいといった声も聞こえてきます。
級別〈1級~2級〉出題内容の詳細
1級 準1級 2級
実技問題 1問 速書き(約145字の文章を4分で書く) 速書き(約135字の文章を4分で書く) 速書き(約125字の文章を4分で書く)
2問 漢字10字を楷・行・草の三体で書く 漢字8字を楷・行・草の三体で書く 漢字10字を楷書と行書で書く
3問 縦書き(約55字の文章) 縦書き(約50字の文章)
4問 横書き(数字・ローマ字を含む75字の文章) 横書き(数字・ローマ字を含む70字の文章) 横書き(数字・ローマ字を含む65字の文章)
5問 自由作品(和歌・漢詩などより1つ選ぶ) 手紙の本文(ハガキに約90字)
6問 掲示文(縦書き、7~8行) 掲示文(縦書き、6~8行) 掲示文(横書き、6~8行)
理論問題 7問 常用漢字の字体を旧字体と書写体で書く(各5字) 筆順(楷書と行書)
8問 草書(1字ずつ)と古典(主として古筆)を読む 草書(法帖から4字)と古筆を読む 旧字体と書写体を常用漢字の字体で書く(各5字)
9問 漢字の添削(1字ずつ)
書道史
書道用語、書道史(○×問題)
書道史(作者と作品を合わせる)
草書を熟語で読む
文字の歴史
漢字の部分名称
10問 誤字訂正(常用漢字)
歴史的仮名遣い
誤字訂正(常用漢字)
また、合格率をみる限り、80~90%近い合格率で推移している4・5級とは打って変わって、1級は10%前後で推移していることなどからも、相当高度な技術力が要求されていることも伺えます。
参考資料①:平成20年度
等級 申込者数 合格者数 合格率
1級 862 136 15.8%
準1級 761 180 23.7%
2級 12,682 5,668 44.7%
3級 42,655 28,954 67.9%
4級 13,980 12,633 90.4%
5級 3,602 3,414 94.8%
参考資料②:平成26年度
等級 申込者数 合格者数 合格率
1級 954 100 10.5%
準1級 742 145 19.5%
2級 10,639 5,125 48.2%
3級 40,253 25,348 63.0%
4級 13,601 12,364 90.9%
5級 5,706 5,491 96.2%
そのため、ペン字検定2級(概ね高校の書道専門課程修了レベル程度)ならまだしも、新設されたペン字検定準1級や1級などの上位級合格を目標としている受検者は、検定試験に対応した専門の通信講座等を利用しながら書写技術や知識を習得し合格を目指す人も、比較的多いようです。

そこで参考までに、ペン字講座を検討しているなら、とりあえず押さえておきたい代表的な通信講座(インターネット上から無料で資料請求できるもの)を以下に2つほど挙げておくので、利用するしないに関わらず、一度、カリキュラムや教材等をチェックしてみるのもよいでしょう。
ペン字講座の特徴
ペン習字には一定の実績と定評のある日本ペン習字研究会が実施する『ボールペン習字講座』がこのがくぶんのボールペン字講座である。

「下の点を大きめに」「よこ画は一本だけ長く」など、一文字一文字丁寧なアドバイスを添えるなどの工夫が施されているので受講者側にも分かりやすく、効率よく練習することができる。

なお、がくぶんのペン習字講座は文部科学省後援の公的資格「ペン字検定」に対応したテキストなので、検定試験合格を目標としているなら、一度、案内資料を取り寄せる講座で使用する教材等をチェックしてみることをおススメする。
ユーキャン講座の中でも特に人気の高い講座がボールペン字講座である。

自分のライフスタイルや目標に合わせた練習コースが選択できるため、その点が他のボールペン字講座に比べ、利用者受けが良いように思われる。

独習では難しい添削指導レッスンは、第三者の視点から、あなたの手書き文字を客観的に見てもらえるため、この点は講座ならではの利点であろう。

また、ユーキャンのボールペン字講座には最長18ヵ月まで無料で指導を延長して受けられる制度がある点は評価したい。(ただし、ペン字検定には対応していない!)