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コレだけは押える!ボイラー技士2級の基礎知識

2級ボイラー技士の資格を取得するには、公益財団法人・安全衛生技術試験協会が実施している国家試験に合格しなければなりません。

〝2級〟とあるように、ボイラー技士の資格は、取扱うボイラーの伝熱面積の大きさによって特級、1級、2級の3階級に分かれますが、どの級の免許であっても、すべてのボイラーを取扱うことができます。

したがって、今まで免許を取得した級によって取扱えるボイラーの大きさや種類等が異なってくると勘違いされていた方は考えを改めてください。
ボイラー技士が3階級に区分されている理由
では、いったい何のために3階級も用意されているのか…?

その点が気になるところですが、結論から言ってしまうと、事業者は取扱うボイラーの規模によって、ボイラー技士の中から《作業主任者を選任》することが義務付けられているためです。

しかし、ボイラー技士免許さえ持っていれば、作業主任者は誰がなってもよいというものではなく、伝熱面積の大きさに応じてボイラー取扱主任者を選ぶことを義務付けています。

そのため、作業主任者を選任する際に、この級が重要な意味を持ってくると言うわけです。
特級ボイラー技士 全ての規模のボイラー取扱作業主任者となることができる
1級ボイラー技士 伝熱面積の合計が500㎡未満のボイラー取扱作業主任者となることができる
2級ボイラー技士 伝熱面積の合計が25㎡未満のボイラー取扱作業主任者となることができる
2級試験は受験資格が必要!
これまで2級ボイラー技士試験には、下記のような受験資格が設けられていたため、誰でも自由に受験できるという試験ではありませんでしたが、試験制度の改正により、現在は受験資格が廃止されています。
旧 試験制度にみられた受験資格
チェック大学、専門、高等学校等でボイラーに関する学科を修め、卒業後、3ヶ月の実地修習者
チェックボイラーの取扱いについて6ヶ月以上の実地修習者
チェックボイラー取扱技能講習修了者で、その後4ヶ月以上小規模ボイラーを取扱った経験者
チェック海技士(機関1、2、3級)免許を受けた者
チェックボイラー実技講習修了者 …など
つまり、誰でも自由に受験できることになったわけですが、2級ボイラー技士試験に合格した場合、免許申請の際に免許を受ける資格を証する書面の添付(実技講習修了証など)が必要になってくるので注意が必要です。
試験区分 国家試験
受験資格 なし
試験日 1~2回/月(地域によって異なる)
受験手数料 6,800円
試験時間 3時間
試験形式 五肢択一(マークシート方式)/ 40問
試験科目 Ⅰ.ボイラーの構造に関する知識 ………… 10問
Ⅱ.ボイラーの取扱いに関する知識 ……… 10問
Ⅲ.燃料及び燃焼に関する知識 …………… 10問
Ⅳ.関係法令 ………………………………… 10問
合格基準 4科目の平均点が60%以上、かつ、1科目の最低点が40%以上の2条件で合否を判定
合格率 58.5%(平成28年度)
主催団体
(本部)
公益財団法人 安全衛生技術試験協会
〒101-0065 東京都千代田区西神田3-8-1千代田ファーストビル東館9階
TEL:03-5275-1088


2級ボイラー技士試験:合格率の推移と勉強法

ここ数年における2級ボイラー技士試験合格率は、概ね50%台と比較的高く、かつ、安定した推移をみせていることからも、例年、標準レベルの問題が出題されていることが伺え、しっかりと試験対策を行ってさえいれば、独学でも十分合格が狙えるはずです。

そこで、具体的な勉強法ですが、2級ボイラー技士試験の試験形式は、五肢択一のマークシート方式であり、出題パターンもほぼ決まっていることから、テキストを通読した後、過去問を中心に問題を解き、解らなかった箇所はテキストを読み返すといったオーソドックスな反復学習法が有効です。

そういう意味では、初学者は特に使用テキストや問題集を慎重に選ぶ必要がありそうです。
受験者数 合格者数 合格率
平成22年 35,258 18,028 51.1% (-1.6)
平成23年 33,438 16,433 49.1% (-2.0)
平成24年 34,538 18,533 53.7% (+4.6)
平成25年 32,634 18,927 58.0% (+4.3)
平成26年 29,965 17,056 56.9% (-1.1)
平成27年 28,060 16,935 60.4% (+3.5)
平成28年 27,211 15,919 58.5% (-1.9)
ボイラー技士2級:合格率の推移グラフ
また、2級ボイラー技士試験の合格基準は、1科目でも40%(つまり4点未満)を切る科目があると、たとえ総合点が60%以上であっても不合格となってしまうので、極端な苦手科目を作ってはいけません。

そのため、すべての試験科目をみな同じように勉強するよりも、自分にとっての得意科目と苦手科目を見極め、試験科目ごとに充てる学習時間を調節(苦手科目にかける学習時間は多めに割く)しながら、バランスのよい学習を心がけてください。
2級ボイラー技士試験:試験科目と出題範囲
試験科目 出題範囲 問題数
ボイラーの構造に関する知識 熱及び蒸気 / 種類及び形式 / 主要部分の構造 / 付属設備及び付属品の構造 / 自動制御装置 10問
(問1~10)
ボイラーの取扱いに関する知識 点火 / 使用中の留意事項 / 埋火 / 付属設備及び付属品の取扱い / ボイラー用水及びその処理 / 吹出し / 清浄作業 / 点検 10問
(問11~20)
燃料及び燃焼に関する知識 燃料の種類 / 燃焼方式 / 通風及び通風装置 10問
(問21~30)
関係法令 労働安全衛生法 / 労働安全衛生法施行令及び労働安全衛生規則中の関係条項 / ボイラー及び圧力容器安全規則 / ボイラー構造規格中の付属設備及び付属品に関する条項 10問
(問31~40)
2級ボイラー技士は、比較的、人気のある資格なので、市販テキスト・問題集ともに充実していますが、中には初学者向けでないと感じられる理解しにくい教材も出回っているので、必ず書店に足を運ぶなどして実際に目を通し、自分にとって使いやすいと思えた教材を選ぶようにしましょう。

また、この種の試験勉強は、暗記中心型の単調な学習スタイルになってしまう事も多く、途中で挫折してしまう受験者も少なくないようです。

そこで、独学では続きそうもない、あるいは、過去問題にチャレンジしてみて、ちょっと難しそうと不安を感じた方は、ユーキャンのような通信講座の利用を検討してみるのもよいかもしれません。

※ 資格の難易度やコスト面を考慮すると、2級ボイラー技士試験レベルであれば、個人的には初心者向けの講座として定評のあるユーキャンのような通信講座で十分対処できると考えます。

資料請求自体は無料なので、利用するしないにかかわらず、一度、パンフレットを取り寄せ、カリキュラムや使用教材をチェックしてみてはいかがでしょうか。
過去問に挑戦!

問1:水管ボイラーに関し、次のうち誤っているものはどれか。


1:ボイラー水の流動方式によって自然循環式、強制循環式及び貫流式の三つに分類される。
2:自然循環式の場合、高圧になるほど蒸気と水との密度差が大きくなるため水の循環力が強くなる。
3:貫流式の場合、細い管内で給水のほとんどが蒸発するので、十分な処理を行った給水が必要である。
4:燃焼室を自由な大きさにできるので、燃焼状態がよく、種々の燃料及び燃焼方式に適応できる。
5:高圧大容量ボイラーには、炉壁全面を水冷壁とし接触伝熱面が少ない放射形ボイラーが多く用いられる。

問2:重油バーナに関し、次のうち誤っているものはどれか。


1:回転式バーナは、回転軸に取り付けられたカップの内面で油膜を形成し、遠心力により油を微粒化するものである。

2:ガンタイプバーナは、ファンと圧力噴霧式バーナとを組み合わせたもので、燃焼量の調節範囲が狭い。

3:蒸気(空気)噴霧式バーナは、圧力を有する蒸気又は空気を導入し、そのエネルギーを油の霧化に利用するもので、ターンダウン比が広い。

4:圧力噴霧式バーナは、油に高圧力を加え、これをノズルチップから激しい勢いで炉内に噴出させるものである。

5:戻り油式圧力噴霧バーナは、単純な圧力噴霧式バーナに比べターンダウン比が狭い。

問3:燃料の発熱量に関し、次のうち誤っているものはどれか。


1:発熱量とは、燃料を完全燃焼させたときに発生する熱量をいう。
2:発熱量の単位は、液体又は固体燃料では[MJ/kg]気体燃料では[MJ/m3N]をもって表す。
3:発熱量には、同一燃料につき高発熱量と低発熱量の二通りの表し方がある。
4:高発熱量とは、水蒸気の潜熱を含んだ発熱量で、総発熱量ともいう。
5:高発熱量と低発熱量との差は、燃料に含まれる炭素分によって決定される。

問4:水に関する用語と単位に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。


1:水は、水素原子2個と酸素原子1個からなりH2Oで表され、その分子量は18である。

2:常温(25℃)でpHが7未満は酸性、7は中性である。

3:酸消費量は、水中に含まれる水酸化物などのアルカリ分を示すものであり、炭酸カルシウム(CaCO3)に換算して試料1リットル中のmg数で表される。

4:アルカリ分をpH8.3まで中和するのに要する酸消費量(pH8.3)は、メチルレッド溶液で滴定される。

5:全硬度は、水中のカルシウムイオン及びマグネシウムイオンの量を、これに対応する炭酸カルシウムの量に換算して試料1リットル中のmg数で表す。





2級ボイラー技士講座に限ったことではないが、ユーキャンで使用する教材は、特に初学者を意識した工夫が随所にみられる。特に図や写真を多数挿入したテキストは、視覚的にイメージしやすい試みであり分かりやすい。また、試験に出やすい問題を中心に編集しているので、受講者は迷うことなくカリキュラム通りに学習を進めていけばよく、自分で学習プランを決めるのが苦手な人には利用しやすいと感じられるだろう。ただし、独学に比べると費用は、やや高くつく(他のスクールに比べれば安価)ので、まずは、案内資料を取り寄せるなどして、カリキュラムや使用教材をチェックし、独学と講座のどちらの学習法が自分には合っているのかを、じっくり検討してみる価値はあるだろう。

解答

問1:(2) 問2:(5) 問3:(5) 問4:(4)