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矢印漢検:四字熟語の出題パターンと覚え方

矢印漢検2級~4級で出題される四字熟語
公益財団法人・日本漢字能力検定協会が主催する漢検四字熟語が出題されるのは5級以上です。

漢検受検者全体の7割は2~5級が占めていること、また、一般的にすべての常用漢字を使いこなせるレベルとして設定されている2級合格を目標とする人が多いことから、四字熟語は避けて通れない問題といえます。
漢字検定:階級別受験者数
志願者数 受検者数 占有率(受検者)
1級 1,288 1,083 0.2%
準1級 4,991 4,186 0.6%
2級 62,654 57,983 8.4%
準2級 106,871 101,318 14.6%
3級 154,538 145,668 21.0%
4級 87,495 82,448 11.9%
5級 73,119 69,452 10.0%
6級 51,245 49,136 7.1%
7級 52,499 50,350 7.3%
8級 51,988 49,672 7.2%
9級 45,968 44,028 6.4%
10級 38,991 37,016 5.3%
合計 731,647 692,340 100.0%
参考:平成28年 第3回試験
受験者数の占有率グラフ
ところが、協会発表のデータ(漢検受検者には、後日、検定試験の分析結果などが郵送されてきます)によると、漢検受検者は、意外と四字熟語を苦手としている人が多いようです。

しかし、本試験で出題される四字熟語のウェートは高いため、合格を確実なものにするためにも、1点でも多く得点に結び付けたいところ。

そこで、四字熟語をどのようにして攻略すべきか、対策のひとつとしてその勉強法を紹介しておきます。
検定結果通知:漢検2級
四字熟語のウェート
配点 満点 合格ライン
1級 書き取り:20点
意味  :10点
200点 80%程度
準1級 書き取り:20点
意味  :10点
2級 書き取り:20点
意味  :10点
準2級 書き取り:20点
意味  :10点
70%程度
3級 書き取り:20点
4級 書き取り:20点
5級 書き取り:20点
2級試験の分析結果
出題形式 配点 正答率
平成10年(第1回) 平成19年(第2回)
読み 25.7点(30点満点) 88.4% 85.7%
94.3%
部首 7.7点(10点満点) 57.5% 77.0%
熟語の構成 12.9点(20点満点) 74.6% 64.5%
四字熟語 書き取り 11.3点(20点満点) 36.8% 56.5%
意味 8.7点(10点満点) 87.0%
対義語・類義語 11.7点(20点満点) 59.3% 58.5%
同音・同訓異字 14.0点(20点満点) 72.5% 70.0%
誤字訂正 7.3点(10点満点) 69.0% 73.0%
送り仮名 7.1点(10点満点) 59.5% 71.0%
書き取り 33.1点(50点満点) 67.8% 66.2%


漢検:四字熟語の出題パターンと覚え方

漢検で出題される四字熟語は、階級によって出題パターンが異なります。

階級が上がるごとに漢字の難易度はもちろん、正確な知識や意味の理解が求められてきますが、四字熟語は基本、覚えているかいないかの問題なので、出題パターンはそれほど気にする必要はありません。

したがって、自分が受ける階級が、どのような形で出題されるのかを押えておきましょう。
四字熟語の出題パターン
1級 問1:次の四字熟語(1~10)に入る適切な語を左の[ ]の中から選び、漢字二字で記せ。
問2:次の〇~〇の解説・意味にあてはまるものを問1の〇~〇の四字熟語から一つ選び、記号で記せ。
準1級 問1:次の四字熟語(1~10)に入る適切な語を後の[ ]の中から選び、漢字二字で記せ。
問2:次の〇~〇の解説・意味にあてはまる四字熟語を後の[ ]から選び、その傍線部分だけの読みをひらがなで記せ。
2級 問1:次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を下の[ ]中から選び、漢字二字で記せ。
問2:次の〇~〇の意味にあてまはるものを問1の〇~〇の四字熟語から一つ選び、記号にマークせよ。
準2級 問1:後の[ ]内のひらがなを漢字にして1~10に入れ、四字熟語を完成せよ。[ ]内のひらがなは一度だけ使い、答案用紙に一字記入せよ。
問2:次の〇~〇の意味にあてまはるものを問1の〇~〇の四字熟語から一つ選び、記号にマークせよ。
3級 文中の四字熟語の傍線のカタカナを感じに直せ。答案用紙に記入せよ。
4級 文中の四字熟語の傍線のカタカナを感じに直せ。答案用紙に記入せよ。
5級 次のカタカナを漢字になおし、一字だけ書きなさい。
さて、四字熟語の覚え方ですが、この手の知識習得に近道はありません。

漢検2級レベルまでであれば、とにかくひたすら覚えるしかありませんが、どのようにして効率よくインプットしていくかが問題です。

※ 漢検 準1~1級レベルになると、単純に字を覚えるというだけでは難しいかもしれません。

単語帳イメージオーソドックスな勉強法は、階級別問題集を反復練習することですが、四字熟語のような問題は、机に向かってやるよりも、隙間時間(通勤・通学時やトイレ、風呂など)を上手く活用するのがベストです。

そこで、単語カードを作成します。

基本的には、表に漢字、裏に意味(自分が理解できる程度の簡潔ものでOK!)を書き出すだけで構いません。

※ 階級によって出題パターンが異なるので、狙われやすい漢字のみを赤字で記入し、赤シートで隠しながら覚えていくという方法もありますが、手間暇を考えると、単純な暗記カードを繰り返すだけで十分対処できると思われます。

( 表 )

初志貫徹
( 裏 )

最初に決めた意志を、最後まで貫き通す

漢検2級~4級で出題される四字熟語

漢検で出題される四字熟語に関しては、協会発行の『漢検 四字熟語辞典』(← 熟語ごとに対応する検定級が明示)から該当する階級の熟語を拾っていくのがベストですが、本書に収録されている熟語の数は膨大(見出し熟語だけで約4,000語収録)であり、価格もそれなりにするので、満点合格が目的ではなく、あくまで合格することが最優先事項の方は、なにも購入することはないでしょう。






2級以下であれば、市販の階級別問題集(数が少なすぎても問題ですが…)に収録されている四字熟語をマスターするだけでも十分合格は狙えます。

※ ただし、準1級以上を受験される方は、手元にあった方がよいかもしれません。

では、最後に本試験では、いったいどのような四字熟語が出題されるのか・・・

参考までに、狙われやすい階級別(2級~4級)の熟語をいくつか挙げておきます。

※ 漢検2級などは、出題範囲が「すべての常用漢字」なので、下位級で出題される四字熟語も対象となります。そのため、本試験では3級以下で求められるような熟語も出題されています。
漢検で出題される四字熟語一例
漢検2級
孤立無援(こりつむえん)
胆大心小(たんだいしんしょう)
堅忍不抜(けんにんふばつ)
勧善懲悪(かんぜんちょうあく)
金科玉条(きんかぎょくじょう)
栄枯盛衰(えいこせいすい)
順風満帆(じゅんぷうまんぱん)
軽挙妄動(けいきょもうどう)
二律背反(にりつはいはん)
呉越同舟(ごえつどうしゅう)
快刀乱麻(かいとうらんま)
熟慮断行(じゅくりょだんこう)
秋霜烈日(しゅうそうれつじつ)
南船北馬(なんせんほくば)
群雄割拠(ぐんゆうかっきょ)
支離滅裂(しりめつれつ)
安寧秩序(あんねいちつじょ)
破邪顕正(はじゃけんしょう)
内憂外患(ないゆうがいかん)
遺憾千万(いかんせんばん)
漢検準2級
止千万(しょうしせんばん)
一朝一(いっちょういっせき)
冬扇(かろとうせん)
優勝敗(ゆうしょうれっぱい)
依然(きゅうたいいぜん)
天白日(せいてんはくじつ)
青息息(あおいきといき)
天動地(きょうてんどうち)
連理(ひよくれんり)
付和同(ふわらいどう)
漢検3級
被害妄想(ひがいもうそう)
以心伝心(いしんでんしん)
人面獣心(じんめんじゅうしん)
破顔一笑(はがんいっしょう)
酔生夢死(すいせいむし)
疑心暗鬼(ぎしんあんき)
海千山千(かいせんやません)
無病息災(むびょうそくさい)
起死回生(きしかいせい)
容姿端麗(ようしたんれい)
漢検4級
臨機変(りんきおうへん)
一網打(いちもうだじん)
晴耕雨(せいこううどく)
創意工(そういくふう)
霧消(うんさんむしょう)
適所(てきざいてきしょ)
色兼備(さいしょくけんび)
知新(おんこちしん)
前途有(ぜんとゆうぼう)
有為変(ういてんぺん)
注:本試験では赤字以外の漢字が問題として出題されることもあります。


この手の検定試験は独学向けだが、基本、暗記中心の勉強なので、市販の問題集を使った学習法では単調でつまらない…飽きてしまう…といった者には、ユーキャンのような通信講座の利用を検討してみるのも良いかもしれない。ユーキャンの漢字検定講座で使用する教材は、ユーキャンらしい楽しみながら学べるメリハリのある工夫(クイズ感覚で覚えるドリルや漢字の起源や成り立ち、歴史等をイラストなどで解りやすく解説した講話など)が随所に見られるため、独学ではちょっと不安があるという方は、一度、案内資料を取り寄せるなどして、カリキュラムや教材内容を検討してみることをお勧めする。なお、ユーキャンの漢字検定講座は、2級~4級を対象とした講座なので、それ以外の階級を狙っている方は要注意!