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日商簿記検定3級:試験結果と合格率の推移状況

簿記検定試験を実施している団体は、大きく3つ(日商/全経/全商)に分かれますが、社会的知名度・受験者数共に最も規模の大きな検定試験が日商簿記検定です。

日商簿記検定は、受験者の能力に応じて1~4級にランク分けされていますが、中でも、仕訳や決算など、簿記に関する初歩的実務スキルが無理なく身に付けられる階級が3級です。

※ こんなことを言うと受験された方に失礼(怒られてしまう)かもしれませんが、日商簿記4級を受験する意味はほとんどありません。

そのため、簿記に初めて興味を持った人が一から勉強する階級が、この3級にあたります。

そこで、3級受験者が気になるであろう試験結果(合格率など)を、下記表にまとめてみました。
受験者 合格者 合格率
平成24年 第130回(2月) 80,887 39,693 49.1% (-0.7)
第131回(6月) 83,409 34,294 41.1% (-8.0)
第132回(11月) 95,847 30,622 31.9% (-9.2)
平成25年 第133回(2月) 84,846 33,513 39.5% (+7.6)
第134回(6月) 85,585 29,025 33.9% (-5.6)
第135回(11月) 93,781 45,045 48.0% (+14.1)
平成26年 第136回(2月) 75,049 30,690 40.9% (-7.1)
第137回(6月) 78,726 37,824 48.0% (+7.1)
第138回(11月) 86,659 33,363 38.5% (-9.5)
平成27年 第139回(2月) 79,460 42,990 54.1% (+15.6)
第140回(6月) 79,467 41,910 52.7% (-1.4)
第141回(11月) 84,708 22,094 26.1% (-26.6)
平成28年 第142回(2月) 89,012 23,701 26.6% (+0.5)
第143回(6月) 83,915 28,705 34.2% (-7.6)
第144回(11月) 94,411 42,558 45.1% (-10.9)
日商簿記3級:合格率の推移グラフ
稀に合格率が20%を下回ること(第107回:13.7% / 第124回:18.8%)もありますが、毎試験、概ね40%台で推移しているようです。

※ 3級試験は、稀に合格率が急激に下がることもありますが、その場合は運が悪かったと前向きに捉え、不合格になってしまった方は気持ちを切りかえ、次回試験にチャレンジすべきです。また、第107回試験は過去に出題されなかった問題が多く、3級にしては難易度が高すぎたため、合格基準に満たない受験者が続出しました。

この試験合格率を高いと見るか、低いと見るかは人それぞれですが、数ある検定試験の中では、比較的、高いと見るべきです。

また、受験経験者から言わせてもらえば、日商簿記検定3級は、よほど勉強を疎かにしていない限り初学者でも必ず合格することができます。

これは、本試験における出題パターンが、ほぼ決まっており、受験者の予想に反した問題が出題されることは極めて稀なため、日頃から、過去問や練習問題に取り組んでさえいれば、得手不得手関係なく、合格基準である7割の解答を導き出すことが出来るからです。
出題パターンと得点配分
主な出題内容 得点配分
第1問 仕訳問題 20点
第2問 帳簿記入問題 8~12点
第3問 試算表作成問題 28~32点
第4問 伝票記入 / 決算仕訳訂正問題 8~12点
第5問 貸借対照表 / 損益計算書 / 精算表作成問題 28~32点
そのため、費用を少しでも抑えたい方は、独学で試験対策を行っても、十分合格は狙えるはずです。

しかし、勉強方法がいまだ定まっておらず、独学ではちょっと不安かもと迷っている方は、利用するしないにかかわらず、簿記試験対策には定評のある資格の大原などが開講している専門講座の利用を検討してみるのもよいかもしれません。




日商簿記検定3級試験対策の学習スタイルについて

先にも述べたとおり、日商簿記検定3級は、本試験の出題パターンがある程度決まっているため、試験対策の立てやすい検定試験です。

また、2~4級までは、理解力よりも暗記力重視の試験であることから、なぜ、そのような仕訳になるのか?といった本質を理解していなくとも解答できてしまう側面があります。

したがって、単純に合格することだけが目的であるならば、3級試験は独学に適した試験です。

しかし、この3級を足がかりに、今後、1級や税理士、公認会計士といった難関試験に挑戦する目標があるとなると話は少し変わってきます。

というのも、日商簿記1級や税理士試験は、暗記力よりも理解力が中心となってくるので、簿記会計の基礎(土台)を3級からしっかりと学び理解しておく必要があるからです。

そのため、暗記力に頼って合格を手に入れてしまっても、簿記会計の本質を理解していないと、再度、基礎から勉強しなおさなければならず、2度手間となってしまう恐れが出てきます。

簿記検定に関する市販テキストや問題集は、思いのほか充実しているので、日商簿記検定3級レベルであれば、十分、理解することのできる内容であり、独学の方が大半ですが、理解力には個人差もあるため、不安のある人は専門講座等を利用しながら、基礎固めをしっかりと行い効率よく勉強する学習スタイルも検討してみるのも悪くはないでしょう。

大手スクールであれば、正直なところ、どの簿記講座であっても、さほど違いはないため、自分が利用しやすいと感じた受講形態や費用面での比較検討を中心に選択すれば、まず問題ありません。

そこで、簿記試験対策には定評のある大手スクールを2つほど紹介しておくので、興味のある方は参考にしてみてください。
簿記講座の特徴
資格の大原 簿記講座
毎年、大勢の合格者を出していることから、使用教材・カリキュラムをこなせば、合格するだけの実力は身に付く。

したがって、後は受講者の好みの問題となるので、案内資料を取り寄せるなどして、他スクールの使用教材・カリキュラムなどと比較してみると良いだろう。

個人的には、専門講座を利用した日商簿記試験対策は、ユーキャンよりも大原やTACなどをお薦めしたいが、3級レベルであれば受講者の好みで判断すればよい。
1級合格などは目指すつもりもなく、コスト面を重視するならば、ユーキャンの簿記講座も検討の価値あり。

ユーキャンの通信講座も、ある意味、独学に属する学習スタイルと言えるが、添削指導などは独学にはない特典であり、単なる独学とは異なった勉強スタイルで学習に専念できる点は評価したい。

なお、ユーキャンは1級試験対策向けの講座は用意されていないので要注意!

豆知識:日商簿記検定合格者は就職や転職に有利か?

企業の経営状態や財政状況を把握するために欠かせない簿記会計の知識は、何も経理事務担当者だけが必要としているスキルではありません。

会社の財務諸表を読み取る能力は、取引先の経営状態を知る上でも役立つため、営業マンであっても押さえておきたい貴重な能力であり、簿記会計の知識はあらゆる職業でマイナスに働くことはないでしょう。

そのため、簿記検定の資格は、景気に左右されない安定した手堅い資格として、毎年、大勢の受験者が試験に臨んでいる人気資格ですが、実際問題、簿記検定合格者は就職や転職に有利なのでしょうか?

もちろん、職種(会計事務所など)にもよりますが、結論から言ってしまえば、持っているに越したことはないが、必ずしも優遇されるとは限らないというのが現状です。

ちなみに、一般的に日商簿記検定が実社会で評価される階級は2級以上なので、3、4級に合格したからといって実用的な価値はほとんどありません。

では、1級合格者に対する社会的評価はどうか?

1級は確かに2級とは比較にならないほど難易度の高い試験であり、高度な知識を有する者として評価する企業もありますが、実社会においては、1級試験合格者よりも、即戦力となる実務経験者の方を優遇する企業の方が多いようです。

事実、求人広告などでは「日商簿記2級以上」を応募条件としている会社も多いように、一般の企業では、簿記会計の知識は日商簿記検定2級程度の能力さえ備わっていれば特にそれ以上のスキルは求めておらず、下手に高度な理論や知識を身に付けているよりも「2級合格」プラスα「実務経験」の方を重視する傾向があるようです。

ただし、新卒者などが就職する際には、1級の資格が大きな価値を生むケースも少なくありません。

新卒者は実務経験がないため、難関試験である日商簿記検定1級に合格したという、その努力と将来性が企業に対し大きなアピールとなるようです。





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