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日商簿記1級の難易度からみた独学の有効性と落とし穴

独学で勉強するには手に余るほど難易度が高い・・・!

専門学校や資格スクールを利用しなければ合格は難しい・・・!!

日商簿記1級に関しては、このような意見やアドバイスをよく聞きます。

確かに日商簿記1級と2級との間には、難易度に非常に大きな差があるため、3級 ⇒ 2級と独学で順調に合格してきた者が、1級の壁にぶち当たって「合格できない…」「挫折してしまった…」といったケースは少なくありません。

そのため、日商簿記1級は、専門の簿記検定講座を利用しなければ合格できない!といったイメージが強く、受験者も不安なようです。

しかし、このような忠告は正しくもあり、正しくもないといえます。

そこで、この手の話しの裏に隠されたカラクリを知り、独学で試験に臨もうとする受験者に水を差すような不安は、是非、この機会に取り除いていただき、自分に適した学習スタイルで本試験に臨み、日商簿記1級の合格を勝ち取ってください。
試験問題は、年々、難化傾向にある?
新会計基準や法規の改正が頻繁に繰り返されていることから、日商簿記1級の試験範囲は広がり、受験者の学ぶべき論点は増えています。

そのため、試験範囲や会計基準の変化による知識の増加(つまり、量)を、受験者の新たな〝負担〟とみなすならば、問題のレベルは、確かに、年々、上昇傾向にあるといえますが、試験問題の〝〟という観点から見ると、本試験問題作成者側が、1級合格者に求めている能力以上の高度なスキルを必ずしも要求してきているとは思えません。

※ 稀に会計士向きの高度な問題が出題される年度もありますが、合否を大きく左右するような配分にはなっていないと思われます。

そのため、かつて、1級試験を試みた受験者が挫折した後、数年後、また再チャレンジしようとテキストを開いたら、やけに難しく感じ、難易度が上がっているのでは?と思ってしまうケースも多いようですが、これは、どちらかというとテキスト問題の〝質〟よりも〝量〟の方に問題があると思われるため、一概に難化傾向にあるとは言い難いものがあります。




日商簿記1級:独学に適さない受験者タイプとは?

日商簿記1級は、簿記論(税理士の試験科目)のように、事実上の相対評価(受験者の上位○○%のみを合格者とする制度)による競争試験とは異なります。

したがって、一定のレベル(合格者に相応しいとされる能力)に達していても落とされることがある税理士試験のようなシビアな面は持ち合わせていないため、合格基準に達する実力さえ備わっていれば、受験者は必ず合格することができるのです。

そういう意味では、良質な市販テキストも充実している日商簿記1級については、独学でも十分合格することが可能な試験と言えますが、暗記力よりも理解力が重視される試験であること、また、試験科目が増えることで本試験で狙われやすい論点がより掴みにくいことから、独学にはあまり適さないタイプの受験者もいるようです。

では、独学に適さないタイプの受験者とは、いったいどんな人なのか、いつくか挙げてみましょう。
独学が適さないタイプ
チェック過去問題から出題者側が意図する合格者に要求しているであろうレベルをある程度把握し、どの分野をどの程度、勉強したらよいかを判断(予測)することができない…

矢印日商簿記1級は、試験範囲が広いだけでなく、2級以上により深い知識が必要となってきます。試験範囲が広いことから勉強すべき論点も増えますが、出題者側の意図を汲み取り、試験問題の傾向を分析しながら、ポイントを押さえた論点を重点的に学習しなければ、学習時間はいくらあっても足りないため、独学では時間的なロスが多くなります。


チェック難解な問題にぶち当たっても、市販のテキストだけでは理解・対処することができない…

矢印なぜそのような解答になるのか?解説を読んでも、まるで理解できない問題にぶち当たった場合、独学では、聞く相手(講師)がいないため、市販のテキストなどを駆使しながら、すべて自力で解決しなければなりません。日商簿記1級は2級以上に理解力が重視される試験なので、あやふやな理解力では本試験で応用が効かなくなる恐れがあります。


チェック数ある市販テキスト&問題集の中から、自分に適したモノを選択できない…

矢印日商簿記1級の市販テキストは充実している分、テキスト選びに迷ってしまう受験者も多いようです。ほんとうにこのテキストで大丈夫なのか?という不安から、テキストばかり買いあさり、どの教材も中途半端(未消化)で終わってしまうような危険は避けなければなりません。

※ 上記タイプに当てはまるからといって独学では絶対無理!というわけではありません。また、受験勉強に割ける総学習時間など、受験者の環境によっても変わってきます。
日商簿記1級は、確かに2級とは比較にならないほど難易度の高い検定試験ですが、専門スクールの講座利用が前提となっているような税理士や公認会計士とは異なり、必ずしも独学では合格できないといった部類の試験制度ではありません。

ただし、先にも説明したとおり、日商簿記1級では勉強しなければならない論点が非常に多く、かつ、深い理解力が必要となってくるので、過去問を解くと同時に試験傾向の分析を行ったり、市販テキストによる情報量では自分は理解することが出来ないといったタイプの受験者は、独学よりも、むしろ専門講座を活用した学習スタイルの方が適していると言えるでしょう。

つまり、日商簿記1級は、すべての受験者が独学によるスタイルでは無理なのではなく、要領よく学習できるタイプの人であれば独学でも十分合格に届く試験であって、自分ではそういった試験傾向の分析などが苦手だという人には向かない試験であると言うことができそうです。

したがって、学習スタイルに関しては他人がどうこう言っているからと言って、それらの意見をすべて鵜呑みにすることはありません。

※ 難易度などを考慮すると、個人的には1級試験対策は独学よりも講座を利用した勉強スタイルの方が適していると感じられますが、それも所詮、他人の意見です。

そこで、日商簿記1級に興味のある方は、まずは近隣の書店等で問題集を手に取り、内容に目を通し「独学では厳しいかも・・・」と不安を覚えた方は、資格スクールで使用する教材やカリキュラムの詳細が書かれている案内資料等を請求(大半の講座パンフレットは無料)してみて下さい。

参考までに、1級試験対策には定評のある大手スクールを2つほど挙げておくので、受講形態やカリキュラム、使用教材、費用等を中心に比較検討してみましょう。
簿記講座の特徴
資格の大原 簿記講座
会計・簿記関連の資格試験対策にはめっぽう強い実績のある大手スクールであることから、使用する教材・カリキュラムをしっかりとこなせば、十分、合格するだけの実力は身に付く。

したがって、後は受講者の好みの問題となるため、一度、案内資料を取り寄せるなどして、TACなどで使用する教材・カリキュラム等と比較してみるとよい。
忙しい社会人でも、無理なく合格できるよう、学習効果や効率を最大限に考えたカリキュラムを提供するのが、資格の学校TACである。

大原と同じく、簿記試験対策にはめっぽう強いスクールなので、指導体制には定評があり、日商簿記1級試験対策に利用する受講者は多い。

資格スクール:豆知識

簿記の知識は実社会で広く応用することができます。

そのため、ありとあらゆる職場において、マイナスになることはない安定した資格であることから、常に人気も高く、資格スクールが開講している講座も多数存在します。

そこで、自分のライフスタイルに適した講座を選択し受講するためにも、まずは複数社に資料請求してみることをお勧めします。

専門学校や資格スクールが配布している資料案内の大半はほぼ無料で、インターネット上から簡単に申込めるものがほとんどです。

簿記会計系の資格に定評のある大手スクールといえば「資格の大原」や「TAC」などが有名ですが、自分にとって取り組みやすい、取り組みにくいといった好みの問題もあるので、まずは各講座の特色やカリキュラム等を、じっくり比較検討してみましょう。
チェック受講料は?
チェックカリキュラムや教材の内容は?
チェックアフターフォローは?
チェック講師陣は?
チェック体験入学の有無は?
チェック合格率は?
チェック自分に無理のない学習スタイルか?

豆知識1講座利用者はお得?教育訓練給付制度とは…


資格スクールの専門講座を利用するとなると、どうしても気になるのが費用ですが、1度検討してみる価値のある制度に教育訓練給付制度というものがあります。

これは、厚生労働大臣指定の講座を受け、修了した場合、支払った受講料の一部が雇用保険から支給される制度のことです。

ただし、この教育訓練給付制度は誰もが無条件で利用できるものではなく、また、支給される金額についても上限が設けられているので利用の際には注意が必要です。
支給対象者 雇用保険の一般被保険者である期間が通算3年以上(初回利用者は1年以上)※一般保険者でなくなった後1年以内に教育訓練を始めた者も可
給付率 最大で受講料の20%
上限支給額 10万円(講座費用が4,000円を超えない場合も給付対象外!)
※平成29年1月末現在


社会人などは、教育訓練給付制度を利用することで、講座費用を低く抑えることができることもあるので、専門講座の利用を検討している方は、ぜひ対象講座かどうかももチェックしてみましょう。





資格の大原 簿記講座講座